こんにちは、コーチの桑本です。
今回は「抽象度を上げたい!」
という方のために
「抽象度が上がること」
「ゲシュタルトの関係」
について解説していきたいと思います。
「抽象度ってなに?」
という方は前回の記事を
読んでみてください↓
ゲシュタルトとは何か?
前回の記事でも少し書きましたが、
抽象度が上がると、
目の前に起きる様々な現象の
因果関係が見えるようになります。
絵で例を挙げましょう。
例えばこれ↓ 何に見えますか?
五角形でしょうか?
・・・
実は、サッカーボールの模様なんです!
ではこちら、何に見えますか?
・・・
正解は飛行機の尾翼でした!
このように、
小さい部分のパーツを見るだけでは、
その部分の機能・役割は分かりません。
しかし、
複数のパーツを全体として見ることによって
部分のパーツの意味が分かるようになります。
このように、
複数のパーツによって構成される
全体のまとまりの認識を
ゲシュタルトといいます。
抽象度が上がると、ゲシュタルトが再構築される
先ほどの絵の例で言えば、
「サッカーボール」「飛行機」
というゲシュタルトが生まれたと言えます。
「部分のパーツを見ている抽象度」
↓
「全体認識しているという抽象度」
(ゲシュタルト)
に変わることで、
部分の意味・役割が見えるようになった
ということです。
つまり、抽象度が上がると
様々な情報の因果関係が見えるようになります。
[図解]ゲシュタルトの抽象度が高い人
人間は日常生活の中で
一つのゲシュタルトに基づいて情報を認識し、
取捨選択しています。
(ここでいうゲシュタルトは、
人の価値観や考え方のようなものです。)
持っているゲシュタルトの抽象度が低ければ、
目の前に起こる現象の因果関係が分からず、
誤った行動をしてしまいます。
しかし、
ゲシュタルトの抽象度が高い人(視野の広い人)は
広い範囲の情報から構成されるゲシュタルトを
持っています。
そのため、目の前に起こる現象の因果関係が
明確に見え、適切な判断をすることが出来ます。
図で表すとこのようになります↓
抽象度が上がれば上がるほど、
広範囲の情報を認識できるゲシュタルトを
持つことになるわけです。
まとめ
以上をまとめると、
抽象度を上げる
= 大きなゲシュタルトを持つ
ということになります。
現状持っているゲシュタルトを破壊し、
新しい抽象度の高いゲシュタルトを構築する。
これこそが抽象度を上げていく
ということであり、
私たちの人生そのものと言えます。
仕事、趣味、時間、空間、人間関係・・・
ぜひ様々なものに関して
抽象度を上げていってください。
おまけ
今回の内容は
少しアカデミックな内容になりましたが、
内容を理解できなくても、
抽象度を上げることは出来ます。
ただ、抽象度という概念は
やや分かりにくいものだったので、
ゲシュタルトというアプローチから
説明しました。
抽象度はゲシュタルトと大きな関わりがある
ということだけでも
頭に入れておいてもらえればと思います。
抽象度を上げる方法については
以下の記事で詳しく解説しているので、
ぜひチェックしてみてください。
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