【図解】抽象度とは何か?〜抽象度を上げることで得られる8つの効果~

こんにちは、コーチの桑本です。

あなたは「抽象度」という言葉をご存知でしょうか?

「抽象度」は非常に便利な言葉で、仕事、趣味、恋愛、など・・・あらゆる生活の場面で使うことができます。

しかし、「抽象度」という言葉はわりと新しいので、意味が理解できていない人がとても多く、きちんと言葉の意味を説明できる人は少ないです。

今回は、「抽象度」の意味を知りたい!という方のために、抽象度の意味と使い方を詳しく解説していきます。

「抽象度」を理解し、抽象度を上げて、日頃の生活で活用していきましょう。

とっても重要な「抽象度」という概念

「抽象度」という言葉、もしかしたら

「聞いたことあるよ。」

という人もいるかもしれません。

 

抽象度という言葉は元々は分析哲学用語で、「情報量の大小の度合い」を表す言葉です。

これを聞くと

「なんだ、専門用語か。関係ないな。」

と思うかもしれませんが、関係大ありです(笑)

 

この言葉を使えるようになるだけで

  • IQが上がる
  • 問題解決がしやすくなる
  • 人の気持ちを考えやすくなる

という効果が得られます。

そのぐらい重要な概念ですが、新しい言葉なのでまだ世間には浸透していません。

そんな、「抽象度」について詳しく解説してきましょう。

(図解)抽象度とは何か?

さっそくですが、意味を正しく理解していただくために図で説明していきましょう。

具体的に「犬、猫、鳥」の3つの言葉を考えてみます。

「犬、猫、鳥」は例えば

「チワワ、ブルドッグ・・・」
「アメリカンショートヘア、シャム・・」
「セキセイインコ、文鳥・・・」

がありますね。

これらの概念を抽象度順に表すと下図のようになります。

図1

「犬、猫、鳥」は同じ抽象度ですが、具体的な種類の名前(下位概念)になると抽象度が低くなります。

反対に、
「ペット」は「犬、猫、鳥」を包括する上位概念ですから、抽象度が高くなります。

つまり、

■抽象度が上がる→ 包括する概念が多くなる→ 抽象的なので情報量が少ない

■抽象度が下がる→ 包括する概念が減る→ 具体的なので情報量が多い

ということになります。

「抽象度」という言葉の具体的な使い方

さて、それでは実際に「抽象度」を使ってみましょう。

例えばこんな言葉があります↓

「高い視点で考える」

「俯瞰する」

「視野を広く」

・・・

これらはよく使われる言葉ですが、これらの言葉の意味ってなんか意味がぼんやりしてませんか?
科学的な言葉というよりも、感覚的な言葉だと言えます。

これを

「抽象度を高くする」
「抽象度を上げる」

と言うことで、かなり明確な意味を持たせることが出来ます。

なぜなら、抽象度とは情報量の多さを表す度合のことなので、

「抽象度を上げる」と言えば、

情報量を減らし、包括できる概念を増やす

という意味になるからです。

例えば、これを会社で言えば、

新入社員は周りのことが分からず、自分のことで精一杯なため、抽象度が低いわけです。

一方で社長は周囲を理解し、組織全体の方向性を決めるため、抽象度が高いと言えます。

このように抽象度が上がると、周りの物事がクリアに見えるようになり、周囲で起きる様々な現象を予想したり、原因を理解することが出来ます。

つまり、目の前に起きた出来事や問題の因果関係が観えるようになるわけですね。

思考の抽象度を上げると、どうなるのか?

思考の抽象度を上げると

自分の夢、理想の生活を手に入れる

ことが出来るようになります。

なぜなら、抽象度が上がることによって今までは観えなかった因果関係が観えるようになり、的確な行動が出来るようになるからです。

さらに、支えてくれる人や、応援してくれる人も増えてきます。

また、抽象度が上がることによって偏見や差別が無くなります。

なぜなら、他人の価値観を理解することが出来、認め合えるようになるからです。

これ以外にも、抽象度を上げると

  • IQが上がる
  • リーダーシップを発揮できる
  • 問題解決能力が上がる
  • 仕事のスピードが早くなる
  • 人との交渉が上手くなる

という効果があります。

桑本コーチ

このような抽象度の高い意識状態のことをコーチングで「ハイエフィカシー」と言います。「ハイエフィカシー」とは、高いエフィカシー(自己能力の自己評価)という意味で、コーチングの最重要の概念です!

ぜひ日々の生活の中で、抽象度を上げることを意識してみてください。

まとめ

「抽象度」という言葉の意味について解説しました。

抽象度とは、情報量の多さを表す概念
・抽象度を上げることはIQを上げることと同じ
・抽象度を上げることで高いパフォーマンスを発揮できる

僕自身、「抽象度」を使い始めて5年ほど経ちますが、非常に汎用性の高い言葉だと感じています!人生のあらゆる方面に対して高い結果を出すためには、抽象度を上げることが不可欠ですからね。

以下の記事では、抽象度を上げる具体的な方法について解説しています。ぜひチェックしてみてください。

抽象度を上げる~ゲシュタルトを破壊し、再構築する~

2017.11.17

抽象度を上げる~万年・億年の視点を持つ~

2017.11.18

抽象度を上げる~太陽系の視点を持つ~

2017.11.19

2 件のコメント

  • すみません、読んでいて気になったのですが、

    ■抽象度が上がる→ 包括する概念が多くなる→ 抽象的なので情報量が少ない

    これは 抽象的なので情報量が多い の間違いでは?

    • コメントありがとうございます。

      おっしゃる通り、僕自身も始めはそう考えていました。ですが、例を挙げてみると分かりやすいです^ ^

      例えば、動物、犬、鳥という概念で考えてみます。

      この場合、「動物」という概念は抽象的で、ぼんやりしています。

      次に「犬」「鳥」と言った場合、わりと具体的になります。

      ではここから、情報量について考えます。

      まず、「犬」には、「4速足」「匂いに敏感」「生き物」という情報が含まれています。
      次に、「鳥」には、「2足」「羽がある」「生き物」という情報が含まれています。

      以上を踏まえたうえで「動物」について考えてみます。

      「動物」には、先ほどの「4速足」「匂いに敏感」「2足」「羽がある」という情報は含まれていません。含んでしまうと矛盾が生じます。しかし、「生き物」という情報は含まれています。

      以上のことから、犬や鳥などの具体的な概念にはたくさんの情報が含まれていますが、動物という抽象度が上がった概念になると、含まれる情報は減ります。しかし、動物は犬や鳥の総称なので、包括する情報は増えます。

      そのため、「抽象的な概念は、情報量は少なくなるが、包括する情報は増える」といえます。

      ややこしいですが、日常生活の中で使っていると体感的に理解できてきます。余裕があればトライしてみてください^ ^

  • コメントを残す