どうも、コーチの桑本です。
突然ですが「好きなことを仕事にしたい!」と真剣に考えたことはありますか?
「はい。」と答えたあなたは今の仕事に何かしらの不満やストレスを抱えているのでしょう。そして、もし「好きなことを仕事にする」ことができれば、仕事のストレスが減り、充実した人生を過ごすことができる!と考えているのだと思います。
しかし、世の中に情報は溢れていますが、実際にどのような手順でやればいいのか分からなかったりします。また、このような話を家族や友人にすると、笑われたり、バカにされることも少なからずあります。せっかく「好きなことを仕事にしよう」と思っても、身近な人の否定によって自信を失うことになってしまい兼ねません。
今回は、「好きなことを仕事にしたい!」と思う人のために、好きなことを仕事にする方法について具体的に解説していきます。それに加えて、周りの人からよくある批判とその対策についてもまとめています。
「好きなことを仕事にする」ための正しい方法と手順を知り、他人の意見や評価に流されず、理想の生活の実現に向かって進んでいきましょう。
目次
嫌な仕事を辞めて、好きなことを仕事にしよう!
私たちは生活するためにお金が必要で、お金のために働いています。
その中で、多くの人は無意識のうちに、お給料は我慢賃というスタンスで働いており、仕事は我慢して働くのが当たり前だと思っています。
しかし、そんな生き方で本当に満足できるのでしょうか?少なくともこれを読んでいるあなたは満足できないのだと思います。毎週月曜日が憂鬱で、土日の休みを楽しみに生きるという生活に嫌気が差しているのでしょう。
でもそんな生活も、あなたの心掛け次第で良い方向へ変わっていきます。これ以降、「好きなことを仕事にする方法」について詳しく解説していきますので、じっくりと読み進めていってください。
好きなことで稼ぐ3つの方法(労働、起業、投資)
「好きなことを仕事にしたい」と思ったときに、まず知っておくべきなのが、好きなことで稼ぐ方法の種類についてです。
認知科学者の苫米地博士は著書「君も年収1億円プレーヤーになれる」の中で、以下の3つの種類があると述べています。
- 労働
- 起業
- 投資
1の労働は、サラリーマンのことを指しています。会社などの組織に雇用され、自分の労働時間を提供することで金銭的対価を得る方法です。これは初期投資や準備が不要でそれなりに収入の安定感がある一方で、最も効率の悪い稼ぎ方であり、悪く言えば組織の言いなりになっている状態だといえます。
2の起業は、個人事業主(もしくは社長)のことを指しています。組織に属さず、自分の力で金銭的対価を得る方法です。これは収入が安定するまで時間がかかりますが、成果を出せば出すほど収入が増えます。また、自分の選択・判断によって仕事が進むため、大きな責任を持ちながらも自由にできます。
3の投資は、投資家のことを指しています。労働ではなく、お金を株、不動産などに変えて運用することで金銭的対価を得る方法です。これは最も効率の良い稼ぎ方ですが、資金が尽きるリスクが大きく、お金稼ぎが目的化しやすくなってしまいます。
起業(独立)をオススメする3つの理由
この3つの種類の中で一番オススメなのは2の起業です。理由は以下の3つです。
- 好きなこと・やりたいことを仕事にできる
- インターネットのお陰で、稼ぐハードルが下がっている
- 自分のスタイルに合った働き方ができる
起業というと難しそうなイメージがありますが、近年、独立して自分で稼いでいる人は徐々に増えてきています。また、起業・独立するためには資金が要りそうですが、やり方次第では小資本で独立できます。
以上のことから、起業・独立は「個人の力で稼ぐ」という新しい働き方であり、幸福度の高い仕事だと言えます。
好きなことで起業(独立)するためのステップ
起業・独立をして「個人の力で稼ぐ」ことを選んだときに、参考になるのはその先輩達です。
例えば、Youtuberのヒカキンさんが有名です。彼は昔からボイスパーカッションが大好きでした。そして、毎日その様子を動画でアップしていたところ多くの反響があり、再生回数が伸びに伸びて、今では日本トップクラスのYoutuberになっています。
このように、好きなことを仕事にするためには、
「やりたいことを探す」→「やってみる」→「軌道修正する」→「稼ぐ」
という流れが一般的です。
それでは具体的にどうすればいいのかをステップに分けて解説していきます!
①好きなこと・やりたいことを探す
「好きなことで稼ぐこと」を真剣に考えたとき、一番の問題になることが、
「特に好きなことや、やりたいことが無い。」
ということです。先ほどのヒカキンさんのように大好きで得意なことがあれば、社会に高い価値を提供できる状態になっているので、すぐに仕事にすることが可能です。しかし、そんな人は稀で、多くの人は「特に好きなことや、やりたいことが無い。」という状態にあります。
そういう僕もずっとやりたいことが見つかりませんでした。それでも、「自分は何がやりたいのだろう?」と、毎日のように自問自答を繰り返し、気になったものを手当たり次第にやった結果、セルフコーチングが大好きだと気が付きました。それ以降は、セルフコーチングの学びをさらに深め、こうやってブログやTwitterで情報発信し、仕事にすることができています。
そのため、「特に好きなことや、やりたいことが無い。」という人でも、大丈夫です!まずは「自分は何がやりたいのだろう?」と、考えることから始めてみてください。
好きなこと・やりたいことを探す方法については以下の記事に詳しくまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
②好きなこと・やりたいことをやってみる
ステップ1で自分の好きなこと・やりたいことがいくつか見つかったと思います。次は、その思い付いたことを手当たり次第にやってみてください。
例えば「ピアノが弾きたい」と思ったとしたら、楽器屋さんでピアノを弾いてみます。また、「リッツカールトンの高級ラウンジで紅茶が飲みたい!」と思ったとしたら、実際に行って紅茶を飲んでみます。すると、「やっぱり好きだ!」とか「あれ、思ったより大したことないな。」と、予想通りのものもあれば、予想外のものもあるでしょう。これを繰り返すことが非常に大切です。
思い付いたことを全てやるのは金銭的・時間的に難しいかもしれませんが、出来るものから優先順位を立ててやることが重要です。そうすることで、ステップ1で思い付いたアイディアについて、本当に好きなことなのか?やりたいことなのか?が分かるようになってきます。
③好きなことの軌道修正を繰り返す
ステップ1, 2を通して自分の好きなこと・やりたいことの中から良さそうなものを選び、継続していくと、少しずつやりたいことが変わってきます。堀江貴文さんは「本当にやりたいことは中々見つからないから、気になるものをやってみて、それを軌道修正していけばいい。」と仰っています。
例えば僕の場合は以下の図のように変わっていきました。学生の頃から自己啓発が好きだったので、速読や睡眠法などの本を読むのが習慣でした。そのうち、人生全体の幸福度を上げたいと思うようになり、コーチングを学ぶようになりました。今は特にセルフコーチングに興味があり、その内容で情報発信し、収入を得ています。
また、仕事にはなっていませんが、ギターに興味を持ち始め、その後、ピアノを始めました。今ではヴァイオリンが好きで、練習しています。
このように、好きなこと・やりたいことは変化していくのが一般的です。始めから「これだ!」というようなしっくり来るものがあるのが一番ですが、実際は無くても、興味あるものをやってみて、育てていくスタンスで考えるといいです。その中で得意なものができ、仕事になるものが生まれてきます。ここでは二つしか例を挙げていませんが、実際には3個から10個程度のやりたいことがある状態が望ましいでしょう。
④ビジネスが上手くいく4原則を意識して稼ぐ
ステップ3を通して、自分のやりたいことが決まり、自信が持てるようになってきたら、いよいよお金を稼ぐことを考えていきます。
それを考えるにあたり、ビジネスで上手くいく4原則について知っておく必要があります。「以下の4つの中で当てはまっている数が多ければ多いほど、そのビジネスは上手くいきやすい。」と、堀江貴文さんは仰っています。
- 小資本で始めることが出来る
- 在庫がない、もしくは少ない
- 利益率が高い
- 毎月の定期収入がある
これらの条件をクリアできるように、お金を稼ぐ仕組みを作っていくことが重要です。例えば僕がやっているセルフコーチングの場合、
- 小資本で始めることが出来る ←コーチングの勉強代とパソコン代程度
- 在庫がない、もしくは少ない ←在庫なし
- 利益率が高い ←利益率は90%以上
- 毎月の定期収入がある ←教材販売などで構築可能
という感じになります。この4つの条件を満たすためにはインターネットを活用することがオススメです。先述したYoutuberもこれらの条件に当てはまりますし、ブログを運営したアフィリエイトもこれに当てはまります。ブログ、youtub、Facebook、Twitter、メールマガジンなどを使うのが賢い戦略になるでしょう。
注意!身近な人に相談しない
以上が好きなことを仕事にする方法になりますが、これらのステップは最低でも数ヶ月間はかかるでしょう。その中で身近な人に相談したくなることもあると思いますが、相談は絶対にしない方が良いです。なぜなら、ほぼ100%否定されるからです。「本当にできるの?」「現実を見ようよ。」「いや、無理だから辞めといた方がいい。」などなど、ありとあらゆる理由を考えて否定してきます。しかも、これの厄介な点は、あなたのことを思って否定してくることです。
身近な人は案外あなたをゴール(好きなことを仕事にしている未来)から遠ざける存在になります。コーチングではそのような人を「ドリームキラー」と呼んでいます。ビジネスモデルの反論意見をもらいたいなら別ですが、相談は絶対にしない方が良いです。相談しても、せっかく上がったモチベーションを失ってしまい兼ねませんからね。
それでも相談したい場合は、プロのコーチに相談するか、そのビジネスで成功している先輩にするのがいいでしょう。彼らであればあなたを否定し、モチベーションを下げるようなことはしません。むしろ、相談することで良い気づきが生まれ、モチベーションがさらに高まるでしょう。
よくある批判・反論とその対策
また身近な人から受ける批判に加えて、自分の中から生まれてくる批判・反論もあります。そのため、自分も含めたドリームキラーが持つ批判・反論に対して解決策を用意し、対策しておくことが重要になります。
批判・反論は上手に向き合えばビジネスを成功させる確率を上げてくれるものなので、ここでしっかりと考えておきましょう。この記事ではQ&Aのような形で、「好きなことを仕事にする」に対する代表的な批判・反論とその解決策をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
批判:好きなことを仕事にするなんて無理だよ。
こういう人は、ただ否定したいだけのサラリーマン的な思考が染みついている人です。子供の頃から就職して働くことを刷り込まれ、そもそも「好きなことを仕事にしよう」という発想がありません。こういう人の相手をするだけ時間の無駄ですが、これに答えるなら、
と答えましょう。正直、できるかどうかなんて誰にも分かりません。もしできなかったとしても、自分が好きなことをしているわけですから後悔はないですし、始めた頃よりは成長できているので、充実感を持てるでしょう。
批判:実績が無いのに稼げるの?
こういう人は、あなたを子供扱いしている人で、親に多いです。「大したことないあなたにどうしてお客さんがつくの?」と、あなたの過去や現在を評価して、そう考えています。これに答えるなら、
と答えましょう。ほとんどの人は過去思考で物事を考えており、「〇〇大学に入ったから××会社に就職した。」というように、過去→現在→未来という因果関係で解釈します。しかし、多くの成功者やコーチング理論では未来→現在→過去という因果で物事を考えます。話すと長くなるので省略しますが、人間は成功よりも失敗の記憶の方が強いため、過去思考になると進むことができなくなります。そうではなく未来思考で、「未来に大成功している自分がいる」→「現在は〇〇をしている。」というマインドで行動していくことが重要です。
批判:リスクが大きいよ。失敗したらどうするの?
こういう人は、現実的かつ保守的な人で、特に家庭を持っている人に多いです。新しいことや人と違うことに対して、特に知識もないのに漠然とした不安や警戒心を持ちます。これに答えるなら、
と答えましょう。本音で言うと「死ぬこと以外はかすり傷」なので失敗しても大丈夫ですが、それでも、結婚していて婚約者や子供がいる場合は、収入ゼロや多額の借金は避けておきたいものです。そのため、自分が成功することに確信は持ちつつも、万が一に失敗したときのことを考えて保険を準備しておくことが利口ですし、周りの人も安心するでしょう。
具体的には、収入源を別で持っておくことや、自己破産や失業保険などの救済処置を知っておくことが有効です。世の中に上手な倒産の方法があるように、上手な失敗の方法もあります。転んだ時にもう一度立ち上がれるように対策しておきましょう。
最後に:「自分は好きなことを仕事にできる!」と確信しよう
「好きなことを仕事にしたい!」という気持ちは素晴らしいものです。
そして、それを実現するためには、起業・独立することがオススメだということをお伝えしました。具体的には、
「やりたいことを探す」→「やってみる」→「軌道修正する」→「稼ぐ」
という手順でしたね。
さらに後半では、自分が成功できるという確信度を高めるために、批判・反論に対する解決策についてもまとめました。
以上の内容は数ヶ月から数年をかけて取り組むレベルの内容です。何度も読み直してしっかりと理解して取り組んでいただければと思います。
そして最後にお伝えしておきたいのは、確信度の大切さです。
セルフコーチングでは、エフィカシー(ゴールに対する能力の自己評価)を上げることがゴールの達成に必要不可欠だと考えています。簡単に言えば、「自分は成功できる人間だ!」という確信がなければ成功できないということです。
この確信度があるかないかで成功率はかなり変化します。日々の生活の中で「自分は必ず上手くいく。」という自信を持って、理想の未来の実現に向かって進んでいってください。