こんにちは、桑本です。
「仕事」は人生で大きな割合を占めており、
生活の豊かさに直結する大切なものです。
しかし、現代社会において
仕事にストレスを感じる人は非常に多く、
お金のためにしょうがなく働いているのが現実です。
かといって、
投資で一攫千金狙うのもリスクがあり、
そう簡単には労働から解放されません。
今回は、そもそも労働とは何か?
について振り返りながら、
現代に合った新時代の働き方である
「ワークアズライフ」を解説したいと思います。
新しい時代の生き方・働き方である
「ワークアズライフ」をきちんと理解し、
より幸せな人生を歩んでいきましょう。
目次
「労働」という名の呪縛
明日は月曜日、また会社に通う一週間が始まる。
日曜日の夜はいつも憂鬱な気持ちが生まれ、
ため息と共に眠りに就く。。。
気が付けばもう朝だ。
眩しいカーテンを開きながら、
「はあ、今日も仕事かー。」とため息をつく。
もしかすると、
そんな生活をあなたも送っているのかもしれません。
でもそういう生活を過ごす人は多く、
ある意味当たり前だと言えます。
だから、多くの人はそれに疑問すら持たず、
「周りの人もそうだから。」
という理由で、好きでもない仕事をしています。
でもここで考えてみてはどうでしょうか。
なぜ僕たちは働くのだろうか?と。
冷静に考えてみれば、
働かなくても良い世の中があってもいいものです。
縄文時代ならまだしも、今はハイテク時代。
既にAI搭載の機械は増えているし、
人間の代わりにロボットが働くようになればいい。
それなのになぜ僕らは働くのでしょうか?
今回はそれについて考えてみたいと思います。
そして、その答えを出すことによって、
幸せな生き方が見つかる気がするのです。
なぜ僕たちは働くのだろう?
「なぜあなたは働くのですか?」
と聞かれたら、多くの人は
「お金のためです。」
と答えるでしょう。
確かにもっともな答えです。
でも、もっと本質的な答えがあるのではないでしょうか?
近年ベストセラーになった「ホモサピエンス全史」
という本があります。
この本の中に、
「原始人だった私たちは狩りをして暮らしていた。
そして、約1万年前から農業をするようになった。」
と書いてあり、ここに答えがあります。
つまり、なぜ働くのか?というと、
「食料を手に入れるため」
に、昔の私たちは働いていたわけです。
よく「プロの歌手になる!」というと、
「いやいや、食っていけないからやめとけ。」
という王道なやり取りがありますが、
ある意味本質をついているかもしれません。
「私たちは食料のために働いている。」
まあ、とは言っても21世紀の私たちは
産業革命のお陰で「物に困らない時代」に生きています。
そのため、食料以外にもテレビ、冷蔵庫、車など
たくさんの物を所有するようになりました。
だから、「食料のため」というよりは、
「豊かな暮らし」のために働いていると言えます。
「ニート」という選択肢
ここで私たちは
二つの選択を迫られることになります。
それは
①豊かではないけれど、働かなくてもいい暮らし
→ニート
②働くけれど、その分豊かな暮らし
→社会人
の2つです。
最近、SNSを使った新しい仕事が増えており、
プロ奢ラレヤー、プロ無職、プロこじき・・・
たくさん見かけるようになりました。
彼らはTwitterなどで呼びかけ、
フォロワーのお金で暮らすことに成功しています。
彼らはニートと社会人の中間のような存在です。
彼ら以外には、
親のすねをかじって暮らすニートもいれば、
投資で一発当てて今はセミリタイアというニートもいます。
つまり、社会人にならなくても
生きていくことはできるわけです。
まずはそれを理解してほしいと思います。
そして、一度でいいので
ニートになるにはどうすればいいのか?
を考えてみて欲しいです。
別にニートを推奨するわけではありませんが、
「何かあったらニートになればいいや。」
という気持ちがあれば、
日々の生活に余裕が生まれてきますし、
自分のやりたいことも見つかりやすくなります。
ベーシックインカムというユートピア
最悪ニートになっても生きていける
ことが分かった上で、
それでも「豊かな暮らし」を送りたいのなら
新しく価値を生み出す必要があります。
新しいテレビ、新しい家、新しい車などなど、
価値が新しく生まれてくることによって、
私たちは豊かな暮らしを送ることができる。
ここで重要なのは、
新しい価値を生み出すのは
必ずしも人間である必要はない
ということです。
豊かな暮らしのためには価値を生む必要があります。
でも、別に人間が生み出す必要はないわけです。
ロボットやAIが生み出してくれればいいですし、
もしくは、働くのが好きな人が生み出してくれればいいですよね。
そして、彼らが生み出してくれた価値を
私たちがもらえれば、「豊かな暮らし」を送ることができます。
「ベーシックインカム」はまさにそれです。
政府が無償で国民にお金を給付する制度なわけです。
もし毎月無償で20万円もらうことが出来れば、
贅沢な暮らしはできなくても、
時間的にも精神的にも豊かな暮らしを送ることができます。
まさにベーシックインカムは
ユートピア(理想郷)だと言えますね。
実は2017年1月1日から、フィンランドで既に始まっているんです。
とは言っても、失業者から選ばれた2000人のみが対象で、
まだ国民全員とはいきませんが、国家レベルでの実施は初めてです。
ベーシックインカムについては様々な議論がありますが、
将来的には導入される可能性もあるでしょう。
2020年以降、私たちはどう働くべきか?
上記をまとまると、
・ニートor社会人という生き方がある。
・最悪、ニートになっても生きていける。
・新しい価値が生まれれば、豊かに暮らせる。
・ベーシックインカムはまだ導入されていない。
ということになります。
そしてここからは、
どのように働くのが一番幸せなのか?
について具体的に考えていきます。
超AI時代で生き抜く幸せな社会人
2020年以降、AIの導入はどんどん加速し、
業界によっては労働者が減っていくでしょう。
現に、銀行はその代表例で、
銀行=安定
というイメージがありますが、それはもう昔の話です。
どんどんAI化が進み、会計処理や資産運用まで
AIが自動でやるようになってきている。
そして、この波は銀行だけではありません。
医者、弁護士、エンジニア、税理士、公務員、教員
など、非常に多くの職業がなくなると言われています。
もちろん人間にしかできないことは残りますが、
確実にパイは少なくなるでしょう。
このように言うと暗い話に聞こえますが、
そうは捉えないで欲しいと思います。
なぜなら、
AIが進むのはしょうがないことだし、
ロボット化していくのも仕方のないことだから。
大切なのは、
それを拒むのではなく、むしろ歓迎すること。
積極的に利用していくことが
これからの時代に必要なことです。
以前インターネットが普及し、
それを拒んだ老人たちはAmazonの使い方を知りません。
スマホでポチポチすれば
ありとあらゆるものがその場で買える便利な時代なのに、
インターネットという技術を拒んだせいで、
わざわざ車で店頭まで出かけていき、購入しています。
私たちはそうならないよう、
このAIの波にも乗る必要があります。
そうすることで、
より豊かな生活を手に入れることができるでしょう。
ワークライフバランスよりもワークアズライフ
少し話がそれましたが、これからはAI時代です。
競争が激化し、より高い付加価値を提供しなければ
生き残ることはできません。
かといって、嫌なことを仕事にして
必死に働けばいいのかというと、それも違います。
これからの働き方で大切なのは
「ワークアズライフ」
という生き方です。
あなたはワークアズライフという言葉を
知っているでしょうか?
仕事=趣味、遊び、生活
という生き方で、
落合陽一さんがよく言っている言葉です。
今まではワークライフバランスと言って、
仕事と生活を完全に分けて考えていました。
もちろん今でもそういう考え方の人は多く、
高度経済成長期にはその考え方でも良かったんです。
その頃はインターネットもなかったし、
仕事とプライベートをある程度分けることが出来たから。
しかし、今は違います。
スマホが普及した今、加速度的に常時接続性が高まり、
仕事とプライベートを分けにくくなりました。
現に今はパソコンさえあればどこでも仕事ができるし、
スマホだけで生活しているプロ○○という人達もいます。
つまり、ワークライフバランスは崩壊しつつあるわけです。
よくユーチューバーのキャッチフレーズで
「好きなことを仕事にしよう」
と言いますが、まさに
仕事=趣味、遊び、生活というような
ワークアズライフという生き方が
しっくりくる時代に変わってきているわけです。
つまり、一言でいえば、
「やりたいことや好きなことを仕事にして生活しよう。」
ということになります。
クワドラントを意識する
しかし、こう言うと次のような返事が返ってきます。
「僕のやりたいことはゲームなので、
じゃあずっとゲームをしていればいいんですね。」
とか
「やりたいことなんてないですよ。。。」
とか
「好きなことを仕事にできる人なんてほんの一握りです。」
という意見です。
まあ、どれも間違いではない反応ですが、理解が足りません。
というか、ここがワークアズライフという生き方の
誤解されやすいところで、
理解しづらい部分になってしまっています。
これを分かりやすく説明するために、
最近僕が開発したクワドラントあるので、
それを使いながら解説していこうと思います。
まず、
横軸に「want to度(やりたいことの度合い)」
縦軸に「抽象度(生み出す価値の高さ)」
を取る。
すると、図のように四つの領域に分けることができるので、
そこに様々なワードをマッピングしていきます。
例えば「労働」であれば
嫌々働きながらも価値を作り出しているので左上の領域になります。
「研究」であれば
好きなことをどんどん突き詰めていくので、右上の領域になります。
ワークアズライフを理解する上では、
このクワドラントを意識することが重要です。
このクワドラントが頭に入っていないと、
好きなことを仕事にすることに関して
誤解を生みやすい状態になってしまいます。
このクワドラントにおいて右上の領域になるように、
やりたいことをやって、それを仕事にして収入を得ることが
「ワークアズライフ」という生き方となります。
「やりたいこと」を見つける方法
先ほどの図で、
ただ単に好きなことをしていれば仕事になるわけではない
ということが理解できたと思います。
さて、これからいよいよ実践に入ります。
仕事になる、つまりお金を稼げる
「やりたいこと」「好きなこと」
をどのようにして見つけ、仕事にしていくか?
について解説していきましょう。
まず二つの方法が考えられます。
一つ目は、
やりたいことを探して仕事にするケース。
二つ目は、
今の仕事を好きになっていくケース。
この二つはどちらも重要な考え方で、
実際には両方を組み合わせて
好きなことを仕事にしていく必要があります。
では、実際にどうするかを説明します。
ステップ1. 自問自答する
まず、自分が何に興味があって、
何に喜びを感じ、
何に面白さや楽しさを感じるのか?
について知る必要があります。
私たちは想像以上に自分の好きなことを知りません。
幼少期から好きでもない学校に通わされ続け、
勉強させられてきたわけだし、
社会人になっても好きでもない仕事をやっているわけだから、
嫌なことや面倒なことをするのが
当たり前になってしまっているわけです。
そのため、
自分がやりたいことや好きなことを
仕事にするにはどうすればいいのか?
という疑問すら持たなくなってしまっています。
だからまず始めのステップは、
「自分のやりたいことは何だろう?」
「自分は何が好きなんだろう?」
というように、自問自答することから始めてください。
僕は高校生の頃からこのことについて考え、
2年前から本格的に毎日のように自問自答しています。
これによって、
徐々に自分のやりたいことが観えてくるようになりました。
今では、お気に入りの部屋に住んでいるし、
ピアノ、ギター、ヴァイオリンを練習したり、
200冊を超える様々なジャンルの本を
気の向くままに読んでいます。
また、セルフコーチングも大好きだ
ということが分かってきたので、
大量に本を買い、読み、今ではこうやって
ブログやTwitterで情報発信するようになりました。
3年前の自分はまだ知らなかったことが
どんどん分かるようになってきたわけです。
だからまずは、自分自身に聞いて、
探してみることから始めてみてください。
ステップ2. やりたいことをやってみる
さて、次のステップで重要になるのが、
「やりたいことをやってみること」です。
初めのステップでやりたいことを探したわけですが、
実はこれだけでは本当にやりたいことは見つかりません。
頭で考えることに加えて、実際に思いついたことを
やったり、行動してみることによって
「ああ、やっぱり面白い!」
とか
「あれ?思ったより面白くない。」
ということが分かってきます。
それを踏まえた上で、
やりたいことをもう一度探してみましょう。
これを繰り返しやっていくことで、
「やりたいこと」「好きなこと」
の質がどんどん高まっていくわけです。
そして、最終的には自信を持って
「自分のやりたいことは〇〇です!」
と言えるようになるでしょう。
さあ、「やりたいこと」を仕事にしよう!
私たちは、働くか、生まれながらの金持ちか、
誰かに養ってもらわない限り、
豊かな暮らしを送ることはできません。
そんな世界の中で、「働く」ということを選んだ人は
どのように生きていくべきか?
その答えが「ワークアズライフ」です。
仕事=趣味、遊びであり、人生そのものだと考え、
息を吸うように自然にお金を稼いでいる生き方。
一つの仕事に囚われず、複数の仕事を持ち、
「本気の遊び」「美学」というような感覚で
仕事をし、収入を得ている人生です。
これこそが、
今の時代を生きる幸せな生き方だと断言します。
そしてまず私たちがやるべきことは、
ステップ1. やりたいことを自問自答する
ステップ2. やりたいことをやる
これを繰り返しやっていき、習慣化すること。
すると、自分のやりたいことや好きなことをする時間が増え、
高い付加価値を生むことができるようになります。
そして、
それを社会に提供することによって収入を得るわけです。
このようにして、
「やりたいこと」「好きなこと」を仕事にしていく。
この働き方は、実は「超AI時代」でも
生き残ることができます。
脳は嫌々やることよりも、
やりたいことをやっている時の方が、
高いクリエイティビティを発揮します。
つまり、
「やりたいこと」「好きなこと」を仕事にすれば
高い価値を提供できるようになるので、一石二鳥です。
以上の内容を理解し、実践していってください。
そうすればあなたは今よりもっと生き生きとして、
より豊かな人生を手に入れることができるでしょう。
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