現実はゲームと同じ？

あなたはVR（仮想現実）を
体験したことがありますか？

Playstation4でVRのゲームをプレイ出来たり、
イベントでVR体験コーナーがあったりします。

現時点での技術ではものすごく鮮明でリアルだ
とは言えませんが、それなりにリアルな解像度で
３Ｄの世界に没入することが出来ます。

この感覚を経験した方は分かると思いますが、
現実世界もVRと似たような感覚があります。

ただし、VRよりも現実は、
ものすごく鮮明で、匂い、触感、味覚もあり、
非常にリアルであるという違いがあります。

つまり、感覚としては
非常にリアルに出来た「VR」とも言えるわけです。

以前「この世は幻」でも書きましたが、

この世は情報的な世界であり、
脳によって生み出されている

と考えられます。

ということは、
脳という高性能なVRゴーグルをはめ、
リアルに活動している場がこの現実世界だと言えるわけです。

現実はゲームの世界と非常に似ており、
映画で言えば、「マトリックス」や「アバター」
のような世界だと言えます。

つまり、失礼な言い方ではありますが、

「この世は幻だ」

と言えるのです。

では、より理解するために
この現実世界とゲームの世界を比較してみましょう。

皆さん、ゲームってやったことありますよね。

ゲームにもたくさんの種類がありますが、
ここではスマブラを例に挙げましょう(笑)
（知らない方は対戦ゲームだと思ってください）

スマブラでは、まず始めに
私たちプレイヤーが操作する
対戦キャラクターを選びます。


そして、対戦ステージを選択し、
このような感じでフィールドに
キャラクターが出現します↓

そして、キャラクターをプレイヤーが操縦し、
相手を倒した方が勝ちです。
（私は64時代のスマブラが一番強かったです…）

以上をまとめると、対戦ゲームでは

１．プレイヤーがキャラクターを選ぶ
２．対戦ステージを選ぶ
３．ステージにキャラクターが出現し、バトル！
４．勝敗が決まればバトル終了

というような流れになっています。

では、現実世界はどうでしょうか。

私たちは赤ちゃんとして生まれ、
両親に名前を付けられ、
いつの間にか物心がついて
学校を卒業し、
社会人として仕事をするようになります。

そして、
寿命が来ればこの世を去ることになります。

ざっとこのような流れです。

では、ゲームの世界と比較してみます。

１．プレイヤーがキャラクターを選ぶ
→いつの間にか生まれており、物心がつく
　（自分というキャラクターを認識する）

２．対戦ステージを選ぶ
→いつの間にか日本に生まれている

３．ステージにキャラクターが出現し、バトル！
→バトルするという目的はないが、
　その時の欲求や考えに従って生活する。

４．勝敗が決まればバトル終了
→寿命がくればこの世から去ることに。

というような感じです。

これを考察すると、

心がプレイヤーであり、
体がキャラクターである

という結論が出ます。

プレイヤーが
ゲームの世界では見えないのと同じように、
心も現実世界では見えません。

そして、見えない世界にいる心が
現実世界というステージで体を動かしているのです。

これってすごく似てると思いませんか？

こういう風に考えると、
この世はまさにゲームの世界であると言えます。

この感覚は仏教でいう

「空」

の概念（存在するが、存在しない）に通じるものが
あるのですが、その説明は今後することにします。

・・・

「この世はゲームの世界のようなものだ」

と理解すると、

「ゲームの世界なんだから
　やりたい放題好きなことやればいいのか～。」

と短絡的に考える人がいますが、
そうではありません。

ゲームの世界とはいえど、見えない世界の
心とはちゃんと繋がりがあります。
（ゲーム画面の前にプレイヤーはいますよね）

そのため、
欲求、煩悩をコントロールする
ことが大切になります。

また、

「こんなストレスのあるゲームの世界なんて
　生きてられない！もう終了しよう。。。」

と言って
自ら死を望む人も出てくるかもしれません。

でも、それはとても勿体ない事です。。。

せっかくこの現実世界で生きるというゲームが
始まったわけですから楽しまなきゃ損です。

「いや、でも辛いし苦しいんだからしょうがない」

という風に思うかもしれませんが、
それは、辛くて苦しい世界に没入して
しまっているだけです。

「辛くなった時に大切なこと」

でも書きましたが、人はその世界に入ると

「その世界が全て」

という感覚に陥ります。

そうなってしまっているだけなんです。

この２１世紀に
辛い人生を送る必要は１ミリもありません。

楽しくて
面白くて
気持ち良くて
清々しくて
誇らしい

・・・

そんな人生を歩むのが当たり前です。

苦しむために、ストレス感じるために
ゲームをプレイする子供なんていませんよね。

それと人生は同じだということです。

でも、焦る必要は全くありません。

少しずつでいいので、
ストレスなく、自由で理想的な生活を送る人生を
手に入れていけばいいということです。