昨日は幸せには
「条件付きの幸せ」と「無条件の幸せ」
の二つがあるということを説明しました。
「条件付きの幸せ」は、
一時的な幸せであることに対し、
「無条件の幸せ」は、条件がないため、
恒久的な幸せを得ることができます。
ということは、「無条件の幸せ」であれば、
自分が今どんな状況にいたとしても
この瞬間に幸せを感じることが出来る
ということです。(昨日の記事)
そのためには、自分を客観視する必要があります。
例えば、学校、仕事、家庭に不満があり、
嫌な生活を送っていたとしましょう。
「あーあ、不幸な人生だな」
と普通なら思うはずです。
しかし、ここで
「あれ、なんで嫌な気持ちになっているんだろう?」
というように、自分の負の情動(一時的な感情)
が湧いてきた理由を考えます。
「なんで嫌な気持ちなんだろう?」
これにより、
自分の情動を意識下に置くことができ、
コントロール出来るようになります。
このように、自分を客観視することで
仮に不幸せな状況であったとしても、
情動をコントロール出来るようになります。
この時に漠然と感じる気持ちのことを
「無条件の幸せ」
というわけです。
(これは体感してみないと分かりにくいです)
ですから、今この瞬間に幸せになるためには、
「無条件の幸せ」を手に入れることから
始めるべきでしょう。
そして、無条件の幸せを手に入れることが出来れば
あなたは情動(煩悩)のコントロールが可能に
なっているはずなので、「条件付きの幸せ」を
求めてもOKになります。
(ちょっとややこしい部分です)
「条件付きの幸せ」を求めることは悪くありません。
ですが、
その条件を失えば、不幸になってしまう
と昨日の記事でお伝えしました。
しかし、
「無条件の幸せ」を手に入れたあなたは
その不幸を感じた瞬間に
その負の情動を消すことが出来ます。
ですから、
幸せな気持ちを感じている時は
そのままにしておいて、
不幸せな気持ちになった時だけ消す
ということが出来るわけです。
(私も完璧に出来るわけではありませんが、
練習すればある程度は出来るようになります。)
以上をまとめると、
1.情動をコントロール出来るようになって
「無条件の幸せ」を手に入れる。
2.「条件付きの幸せ」を手に入れる。
というプロセスで
幸福を目指していくのが良いということです。
・・・
そして最後に、昨日の記事の最後で触れた
「現実感の伴った希望」
によって生まれる幸せについてです。
人間は幸せを手に入れる前に
幸せになることが出来ます。
例えば、将来
「プロ野球選手になる!」
という希望(夢・ゴール)があったとしましょう。
それだけでは、ただの希望ですが、
毎日練習し、地区大会でもトップクラスの活躍を
することが出来ていれば、
その希望は現実味を帯びているはずです。
つまり、
「将来はプロ野球選手になって当然だ。」
という、確信のある希望です。
これを持つことが出来ていれば
プロ野球選手になっていない今でも
幸せになることが出来ます。
宝くじって、景品をもらったときよりも
当たった瞬間が一番嬉しいですよね。
それと同じです。
つまり、
「現実感の伴った希望」
によって生まれる幸せがあるわけです。
これも踏まえてまとめると、
1.情動をコントロール出来るようになって
「無条件の幸せ」を手に入れる。
2.「条件付きの幸せ」を
私は将来手に入れることが出来て当然だ!
という「現実感の伴った希望」を持ち、
幸せを感じる。
3.最終的に「条件付きの幸せ」を手に入れる。
ということです。
さて、以上が幸せの種類であり、プロセスです。
ですが、
ここで一つ気をつけてほしいことがあります。
それは
「幸せに振り回されない」
ということです。
幸せを追い求め過ぎると
周り(広告、他人の意見)から刷り込まれた
幸福観に踊らされる危険性があります。
ですから、そのようなときは
情動を客観視することによって
「幸せになりたい!」
という気持ちを抑えることも
時には必要になります。
情動の客観視によって
甘い誘惑に騙されることもなくなり、
どのような状況でも適切に判断できる
IQの高い思考をすることが出来ます。
以上のプロセスで進んでいけば、
あなたは今この瞬間に幸せになり、
そして将来は、
社会とともにより幸せな世界を
手に入れることが出来ているはずです。
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